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生前のアンネ・フランクの映像【アンネの日記】 

■20秒という短い中に起承転結がある、優れた映像です。
撮影は68年前。興味深いこの映像について考察したいと思います。


生前のアンネが登場=ユーチューブに動画-記念館 - 時事通信

10月1日8時5分配信
 【ブリュッセル時事】オランダ・アムステルダムの「アンネ・フランクの家(記念館)」は30日、動画共有サイト「ユーチューブ」への動画提供を始めた。生前のアンネを撮った唯一の動画や、父親オットー・フランク氏(故人)のインタビューなどが見られる。
 アンネの動画は、1941年のある日、隣人の結婚式の際、建物の窓から身を乗り出す姿を数秒間とらえた貴重な映像。また、アパルトヘイト(人種隔離)撤廃運動を獄中で指導した南アフリカ共和国のマンデラ元大統領も登場。「アンネの日記」を読んで勇気付けられたと振り返っている。
 このほか、記念館が来年4月28日にインターネット上に公開する予定のバーチャル記念館の予告映像も見られる。



アンネ・フランク生前の動画、ネットで公開 再生2百万回超 - CNN.co.jp

2009.10.16
動画は1941年7月22日に撮影されたもの。当時12歳だったアンネさんが、近所の新婚カップルがアパートから出る場面を、バルコニーから見下ろしている場面。この動画は新婚夫妻が戦後、アンネさんの父オットーさんに渡したという。




YouTube アンネ・フランク公式チャンネル
http://www.youtube.com/annefrank



動画
Anne Frank: the only existing film images
アンネ・フランクを撮影した唯一の動画 - YouTube
(20秒)

アンネ

■撮影日時:1941年7月22日
■撮影時のアンネの年齢:12歳
■撮影場所:当時のアンネの家の前(オランダ・アムステルダム・メルヴェデプレイン)


動画の0分9秒~0分14秒で映るのがアンネ・フランクですね。

全20秒の尺に対し、アンネを映したカットが5秒もあります。
新郎新婦が映るカットも同じく5秒間です。
映像を彩る重要なアクセントとして、アンネの姿が
撮影されていることがうかがえるように思います。



■動画の説明

公式動画の説明欄に載っていた英文をエキサイト英語翻訳で訳し、少し手直ししました。

1941年7月22日、アムステルダム。
アンネ・フランクの隣家の女性の結婚式です。
アンネは新郎新婦の姿がよく見えるよう、家の窓から身を乗り出しています。
花嫁はメルヴェデプレイン39番地の2階に、
フランク家は37番地の2階に住んでいました。
アンネ・フランクを撮影した唯一のフィルムです。
新郎新婦の協力のおかげでこの映像をあなたに提供できます。





■隠れ家生活に入る前に撮影された

アンネ・フランク - Wikipedia
によると、アンネは

1929年6月12日にドイツで生まれる

1934年にオランダのアムステルダムへ移り住む

1942年7月から隠れ家での生活を始める(当時13歳)。

この動画は、隠れ家生活に入るちょうど1年前に撮影されたと思われます。




■すごい映像ですね!!
アンネ・フランクの映像が存在していたことを初めて知りました。
バルコニーに立つアンネが元気良く後ろを振り返る
(画面には映っていませんが、傍らにアンネの家族が居るのでしょうか?)
というシーンもあり、アンネの生き生きとした様子が伝わってきます。
顔かたちだけにとどまらず、動作が映像で残っているというのはすごいことですね。


1941年当時の、一般の方の様子を映したドキュメンタリー映像は
とても貴重です。しかもカット数が多く、5カットもあります。
そのため、たった20秒間の映像にも関わらず、見事に新郎新婦と
周囲の様子が伝わる作品に仕上がっています。

撮影・編集がとても上手いので、誰が撮影編集したのか気になります。
以下では映像について考察していきたいと思います。



■プロが撮影したように見える

映像が手ブレこそしていますが、
・引きのカメラで周囲の状況を伝える的確な撮影
・被写体を画面いっぱいに映さない
・空間と奥行きを意識した構図
・無駄のない編集
がプロっぽいです。

客観的視点を持って撮られており、ニュース用の記録映像に近いような作風です。
(テレビが一般的でなかった時代に、映画館で流れていたニュース映像的)

何と言っても主役である新郎新婦が5秒しか映らない
主に状況説明に時間が割かれているのです。
これは第三者が「作品を作るために」編集しているか、
他人が鑑賞することを前提に撮影編集されたからではないかと思えます。

もし花嫁や花婿のお父さんが撮影・編集していたのだとしたら、
めちゃくちゃ上手いお父さんだと思います。



■工夫を凝らした映像 ― ストーリーがある ―

20秒間の映像が5カットに割られており、カットごとに
カメラアングルが変わっています。

1カット目
階段
これから新郎新婦がおりてくるであろう階段と、道行く人々(状況説明)<起>


2カット目
窓から見物する人
窓から身を乗り出し、新郎新婦が出てくるのを待つ見物人<承>


3カット目
新郎新婦
建物から出てきた新郎新婦<承>


4カット目
アンネ
それを窓から見下ろすアンネ。
アンネや他の見物人が、なぜか一斉に左方向を見る。<転>


5カット目
走り去る車
見物人の視線の先にあったのは、新郎新婦を乗せた車。車は走り去る<結>


というように、20秒間の中にストーリーがあり、ひとつの作品になっています。
これは撮ってみたらその中にストーリーがあったのではなく、
・映画のように先に撮るイメージを決め、
・それを再現するために部品となる映像を撮り、
・それを組み立てた
という作りの映像かも知れません。



■この映像すごいです。

動画の0分13~14秒で、アンネと、そのお隣の窓から覗いている大人2人が
何かを目で追うように左方向を見ますね。

画像:左に顔を向けるアンネ他見物人
左へ顔を向ける

次のカットに切り替わると、車が走り去る映像が映ります。
窓から覗いていた3人が目で追っていたのは、新郎新婦を乗せた車だったことが
ここでわかります。

このような映像を撮るためには、カメラが2台必要です。
【車を見送るアンネ達】と、【走り去る車】を
同時に撮影しなくてはならないからです。
でも、この時代に個人の記録映像を、高価なカメラを複数台使って
同時撮影するとは、ちょっと考えづらいような気がします。


もし1台のカメラでこの映像を撮影したのだとしたら、

1.「見物人が車を目で追う」カットを撮影する。

2.今度はカメラを道路に向けて設置しなおし、車を走らせ、撮影する。

3.編集で繋ぎ、完成。

という風になります。
つまりホームビデオのように一連の流れをありのままに撮影しているのではなく、
「用意スタート!」で演技を始め、「カット!」でカメラを止め、
その繰り返しでいくつかのカットを撮影し、編集で繋ぐという
映画のような撮影方法がとられている。
または2台のカメラで同時撮影している。のどちらかということになると思います。

どういう状況で、誰が撮影した映像なのでしょうか。


考えられる可能性としては、
■個人撮影の場合
・新郎新婦の家族が撮影
・プロが撮影(家族が、業者に撮影を依頼)

■公開前提(?)で撮影の場合
記録映画用の撮影
ニュース映画用の撮影


ネットで検索しても、撮影時の状況や撮影者についてはわかりませんでした。
「新婚夫妻が戦後、アンネさんの父オットーさんに渡した動画」
であるとしかわかりません。



■当時、個人撮影は可能か?

1941年当時、動画撮影のできるカメラやフィルムは
とても貴重なものだったと思います。

NHKで数年前、戦前(1930年代後半)・戦中・戦後の日本を撮影した
カラー映像を集めた番組が放送された際、
「(今回放送するのは)海外からの旅行者によって撮影された映像が多い」
と言っていました。
アンネの映像が撮影された1941年当時、動画撮影できるカメラを
個人的に所有していた人は存在したのですね。

どれくらい裕福な人なら、動画撮影できるカメラを
手に入れられたのかはわかりません。



■撮影に使われたフィルムは何?

この映像が撮影された1941年には、既に8ミリフィルムが発売されていたそうです。
恐らく8ミリフィルムでの撮影でしょうか?

8ミリ映画 - Wikipedia
より以下引用です。

8mm幅のフィルムを利用した映画。映写にあたって免許資格が不要であり、取り扱いが簡便なことから、主に家庭用に1932年から発売され、さらには教育用や産業用などでも広く使われた。(引用終わり)





■当時(1941年)の他の映像作品

アメリカ映画『市民ケーン』が公開されたのが1941年です。



■不明な点

元々20秒間の映像なのか、本来はもっと長い映像だったものを
世界に公開するにあたって20秒に編集したのかがわかりません。

(今回YouTubeで公開される何年も前から、この20秒間の映像は
ビデオに収録されたりNHKなどで放送されていたそうです。)

「アンネの生前の映像」と題されて公開されれば、主役はアンネになるので、
アンネが映ったカットを中心に、アンネが新郎新婦を見ているという
状況がわかるカットを抜き出して公開されたとも考えられます。
その場合、編集が上手いのは「公開の際に映像を編集した人」
ということになるかも知れません。



■『アンネの日記』の映像化作品

「アンネの日記」を映像化した作品はいくつかあります。

映画
・『アンネの日記』(1959年 アメリカ/白黒映画)
映画 アンネの日記 - allcinema

アニメ映画
・『アンネの日記』(1995年 日本)
アンネの日記 (アニメ) - Wikipedia

テレビドラマ
・『アンネの日記』(2007年 イギリス)
アンネの日記 (テレビドラマ) - Wikipedia


アメリカ映画版と日本のアニメ映画版は観ました。
イギリスのドラマは、今年の8月にNHKで放送されましたが未見です(>_<)
アメリカ映画版よかったです!
日本のアニメ映画版は、SMAPの草剛さん(ペーター役)や
黒柳徹子さんが声優で出演しています。


拍手を押してくださった方、どうもありがとうございました。

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マイケル・ジャクソン「BAD」と「ウエストサイド物語」比較 

■マイケル・ジャクソンのヒット曲『今夜はビート・イット』のPVや、
『BAD』のダンスの振り付けの中に、『ウエスト・サイド物語』を
下敷きにしている部分がいくつかあります。



■「BAD」と「ウエスト・サイド物語」


『BAD』(1987年)
作詞・作曲:マイケル・ジャクソン

『BAD』PV(ショートフィルム)監督:マーティン・スコセッシ
PV出演:マイケル・ジャクソン、ウェズリー・スナイプス他



動画はこちらで
マイケル・ジャクソン『BAD』PV ダンスシーン - YouTube (6分39秒)

『BAD』のノーカットPVは、ドラマ部分を含めると16分間あります。
上記のYouTube動画はドラマ部分がカットされています。



■映画『ウエスト・サイドストーリー』は、同名の舞台(1957年初演)が原作の
ミュージカル映画です。


映画『ウエスト・サイド物語』(West Side Story)
(1961年 アメリカ)
監督:ロバート・ワイズ、ジェローム・ロビンス
出演:ナタリー・ウッド、リチャード・ベイマー、ジョージ・チャキリス、リタ・モレノ他



参考リンク
ウエスト・サイド物語 (映画) - Wikipedia


『ウエスト・サイド物語』の劇中、「クール」という曲を歌いながら踊るシーンがあります。

動画はこちらで
ウエスト・サイド物語『クール』 - YouTube (4分40秒)


- 『BAD』PV -
「BAD」PVより
(YouTube動画の3分43秒)


- ウエスト・サイド物語『クール』 -
「ウエスト・サイド物語」より
(YouTube動画の2分53秒)

画像が暗くてわかりづらいですが、集団の全員が腰を落とし前かがみになって
腕を下に伸ばし、体を上下させずに早足で前進するという振り付けです。
移動の際の動き方は少しちがいますが、「クール」の特徴的なポーズが
再現されています。




■「BAD」と「ウエスト・サイド物語」その2


- 『BAD』PV -
「BAD」PVより
(YouTube動画の3分52秒)


- ウエスト・サイド物語 冒頭シーン -
「ウエスト・サイド物語」より
(下記のYouTube動画の3分30秒)
中央はジョージ・チャキリス

■『ウエスト・サイド物語』の中の最も有名な振り付けだと思います。
顎、左足、両腕を高く上げるダンスです。

『BAD』の左足を上げる高さが『ウエスト・サイド物語』より少し低いのは、
高く足を上げるとバレエっぽい印象になり、『BAD』の世界観から
浮いてしまうからかなと思います。


動画はこちらで
『ウエスト・サイド物語』プロローグ - YouTube (8分37秒)
(映画の冒頭シーンです。上記の動画は画面の左右両端が切られています)


■「今のは『クール』の振り付けだ!」と思って『BAD』のPV見ていると、
立て続けに今度はジョージ・チャキリスのダンスシーンの振り付けが
見られるという作りになっています。
「このカットはウエスト・サイド物語へのオマージュ」だと
伝える意図が見え、映画ファンに嬉しいシーンです。




■「今夜はビート・イット」と「ウエスト・サイド物語」


『今夜はビート・イット』(1983年)
作詞・作曲:マイケル・ジャクソン



動画はこちらで
マイケル・ジャクソン『Beat It(今夜はビート・イット)』PV - YouTube (4分57秒)


■敵対する2つのグループが決闘場へ。お互いナイフを取り出し対峙する双方のリーダー。
という内容のPVは、『ウエスト・サイド物語』がモチーフになっています。


- 『今夜はビート・イット』PV -
「今夜はビート・イット」PVより


- 『ウエスト・サイド物語』 -
「ウエスト・サイド物語」より


■『今夜はビート・イット』PVの2分3秒~2分16秒、夜の倉庫街を決闘場に向かって
歩くそれぞれのグループを映すところも、『ウエスト・サイド物語』のクライマックスで
ジェット団とシャーク団が決闘に向かうシーンを髣髴とさせます。


動画はこちらで
ウエスト・サイド物語『トゥナイト』アンサンブル - YouTube (3分25秒)
(上記の動画は画面の左右両端が切られています)

それぞれの思いを胸に「トゥナイト」という曲を歌いながら、決闘に向かうシーンです。

低音の歌声から始まり、動画の1分23秒からちがうメロディの歌声が入ってきて
徐々に盛り上がり、最後は大迫力の5重奏に!とてもかっこいいです。


今夜はビート・イット - Wikipedia
より以下引用です。

ミュージック・ビデオは、ウエスト・サイド物語をモチーフとしている。
(引用終わり)






■「ウエスト・サイド物語」ネタバレ

以下はネタバレを含みます。


『ウエスト・サイド物語』では決闘の末に悲劇が起こりますが、
『今夜はビート・イット』のPVではマイケルが2人の決闘を止め、
みんなでダンスしてハッピーエンドで終わります。

『ウエスト・サイド物語』でも、トニー(ジェット団の前リーダー。
「ロミオとジュリエット」のロミオにあたる人物)が決闘を止めようとしますが、
失敗してしまいます。

『ウエスト・サイド物語』の映画と『今夜はビート・イット』のPVを観ると、
『ウエスト~』の決闘をマイケルみたいに止められれば…
との思いがよぎり、映画の悲劇性がより強調されて切なくなります。
名作映画の心に残る重さ、『ビート・イット』PVの明るさやそれを作った人の思い、
両方を見ると良い増幅効果が得られるような気がします。




■動画「マイケル・ジャクソン」 + 「ウエスト・サイド物語」

■YouTubeにこんな動画がありました!

Michael Jackson + West Side Story
(マイケル・ジャクソン + ウエスト・サイド物語) - YouTube
(3分57秒)

マイケル・ジャクソンの曲と、『ウエスト・サイド物語』の映像を合わせた動画です。
ぴったり合っていて面白いです。

動画前半
曲:マイケル・ジャクソン『今夜はビート・イット』
映像:『ウエスト・サイド物語』の決闘シーン

動画後半
曲:マイケル・ジャクソン『BAD』
映像:ウエスト・サイド物語の『クール』のダンスシーン

1分20秒くらいから盛り上がります。


拍手を押してくださった方、どうもありがとうございました。

関連記事
マイケル・ジャクソン「Scream」のPVに日本のアニメ - 映像大好き

マイケル・ジャクソン「Scream」のPVに日本のアニメ 

■マイケル・ジャクソンとジャネット・ジャクソンのデュエット曲
『Scream(スクリーム)』(1995年)のプロモーションビデオに、日本のアニメが
登場しています。
PVと、元のアニメの画像を照らし合わせてみました。


動画はこちらで見られます
マイケル・ジャクソン『Scream』PV - YouTube (4分45秒)


白黒映像のPVです。
宇宙船の中に居るマイケルとジャネット。
時折、宇宙船内のスクリーンに日本のアニメが一瞬映ります。

当時このPVを見た時は何のアニメかわからなかったのですが、
今見たらわかりました!



■「バビル2世」

- 『Scream』PV -
「Scream」PV
「Scream」PV
画像1枚目:YouTube動画の0分43秒
画像2枚目:同4分39秒


- 「バビル2世」 -
「バビル2世」より
画像:
OVA『バビル2世』(1992年/全4巻)より




■「赤い光弾ジリオン」

- 『Scream』PV -
「Scream」PV
(YouTube動画の1分11秒)


- 「赤い光弾ジリオン」 -
「赤い光弾ジリオン」より
画像:
テレビシリーズ『赤い光弾ジリオン』(1987年 日テレ/全31話)より




■「AKIRA(アキラ)」

- 『Scream』PV -
「Scream」PV
(YouTube動画の4分38秒)


- 「AKIRA」 -
「AKIRA」より
画像:
映画『AKIRA』(1988年 日本)より
画像のキャラクター名は「鉄雄」




■不明

- 『Scream』PV -
「Scream」PV
(YouTube動画の0分34秒)
こちらは何のアニメかわかりませんでした。




■不明

- 『Scream』PV -
「Scream」PV
(YouTube動画の4分35秒)
爆発シーンです。

煙の描き方から、1980年代のアニメかな?としかわかりませんでした…。
エフェクト作画に詳しい方が見れば、何の作品かわかるでしょうか。


■アニメが映るのは以上の6カットで全部です。


「バビル2世」は、最初「聖闘士星矢」かと思いましたが、
バビル2世と聖闘士星矢はキャラクターデザイナーが同じ方
(荒木伸吾さん、姫野美智さん)なので絵柄が似ていたのですね。

バビル2世は、1973年(テレビ)、1992年(OVA)、2001年(テレビ)と
3度アニメ化されていて、PVで使われているのは1992年のものです。


スクリーム/チャイルドフード - Wikipedia
より以下引用です。

当時最先端のCGを全面に駆使したショートフィルムはおよそ7,000,000ドルの費用がかけられ、その年のギネスにも史上最も費用のかかったPVとして掲載された。


プロモーション映像には『赤い光弾ジリオン』など日本のアニメの映像が断片的に使用されている。
(引用終わり)





■マイケル・ジャクソンが好きです。
初めてフルで見たマイケルのPVは、1996年の
『They Don't Care About Us』(ブラジルバージョン)でした。

動画:
『They Don't Care About Us』PV(ブラジルバージョン) - YouTube (7分7秒)
『They Don't Care About Us』PV(プリズンバージョン) - YouTube (4分37秒)


先日、「亡くなる40時間前の映像」として、ロンドン公演の
リハーサル映像が公開されました。
その中で『They Don't Care About Us』が歌われています。
まさかそういった形でこの曲を聴くことになるとは。

動画:
Michael Jackson's LAST Dance
(マイケル・ジャクソンが亡くなる40時間前のリハーサル映像) - YouTube
(1分49秒)

復活コンサートツアー「This is it」のリハーサル映像。
2009年6月23日、ステイプルズ・センターにて撮影
曲:『They Don't Care About Us』

(公演の主催会社「AEGライブ」が公開した映像)

(もし上記のリハーサルの動画が削除されていたら、
YouTubeで「マイケル・ジャクソン リハーサル」「Michael Jackson Rehearsal」
で検索すると見られると思います。/2009年7月16日現在)


公開されたリハーサル映像は1分40秒間です。
テレビで、「リハーサル映像は100時間以上撮影された」と言っていました。
貴重なリハーサル風景、いつか未公開分も見ることができるでしょうか。



『BAD』のPVを何度も見返しています。
切れのあるダンスがかっこいい!
次は『BAD』のPVについて書きたいと思います。

こちらです
マイケル・ジャクソン「BAD」と「ウエストサイド物語」比較 - 映像大好き


拍手を押してくださった方、どうもありがとうございました。

なんとCGではなく実写-【初音ミク】EX-GIRL【手作りPV】 

ボーカロイドの「初音ミク」「鏡音リン」が歌うオリジナル曲に合わせて
ミロさんが手作りされた、コマ撮りアニメによるプロモーションビデオがすごいです。

「紙を一枚一枚撮影し、それを繋げて動画にしている」(livedoorニュースより)のだそうです。


ミロさん作、初音ミク「EX-GIRL」PV (1分29秒)
(動画発表:2008年12月29日)
ミロさん作「EX-GIRL」PVより

【初音ミク】EX-GIRL【手作りPV】 - ニコニコ動画
【初音ミク】EX-GIRL【手作りPV】 - YouTube
(どちらの動画も同じ内容です。別窓で開きます)


曲:「EX-GIRL」
作詞・作曲・編曲:くちばしP
歌:初音ミク



曲の初出動画はこちらです
くちばしPさん作
初音ミクオリジナル「EX-GIRL」 - ニコニコ動画 (2007年12月30日発表)

・こちらで歌詞が見られます
初音ミク Wiki - EX-GIRL


(ニコニコ動画の閲覧にはアカウントが必要です)
私は恥ずかしながら使用パソコンがニコニコ動画の推奨環境を満たしておらず、
アカウントを持っていません…(親のおさがりの古いパソコンを延々と使っています…)
ありがたいことにYouTubeにUPされていたのでそちらで見ることができました。
ただ、恐らくニコニコ動画で見たほうが画質が良いのではないかと思います。



livedoor ニュース - 【トレビアン動画】初音ミクの手作りPVに150時間? 2009年01月05日
より以下引用です。

初音ミクの『EX-GIRL(作曲、くちばしP)』にあわせた手作りPVが『ニコニコ動画』で話題になっている。
この動画は、古紙で初音ミクを作りPV風にダンスを踊るというもの。
紙を一枚一枚撮影し、それを繋げて動画にしている、専門用語でいうところの“ストップモーション・アニメーション”だ。
制作は1コマずつ細かく動かす根気のいる作業なだけに費やした時間は150時間(2か月)だという。
(引用終わり)




コマ撮り撮影
「コマ撮り」とは、粘土アニメなどの撮影方法のことです。
静止した被写体を撮影し、さっきより少しだけ動かして静止させた状態でまた撮影し、
また少しだけ動かしては撮影し…という手間の掛かる作業です。

もし普通のアニメと同じコマ数の「1秒間24コマ」で粘土アニメを作ろうとしたら、
10秒間の映像を作るためには上記の作業を240回しなくてはなりません。
「1秒間8コマ」で作ったとしても、1分間の映像を作るためには480回撮影しなくてはなりません。
(ミロさんの作品が1秒間何コマで作られているかはわかりません)


「CGなし」 作り込まれたコマ撮り映像
ミロさんの動画は、紙で作られた初音ミクが、紙のコマ撮りとは信じられないほど
くるくるとなめらかにダンスを踊ります。
「EX-GIRL」PVは今年の元旦に初めて見て衝撃を受け、それ以来何度も見ています。
楽しさとかわいさが凝縮されていて、動画を見ていると1分30秒間が
あっと言う間に過ぎていきます。

動画の後半には屋外ロケの部分が6カットもありました。
これもCG合成ではなく、現地で撮影されたそうです。


メイキング
PV作者のミロさんのブログに、この動画の制作過程が
写真入りで掲載されています。

作者のミロさんのブログ
- 粉でもおいしい -

本当に動画で見た映像そのままです。
屋外や冷蔵庫の中に、紙の初音ミクを立たせて一コマ一コマ撮影されています。


紙っぽくない立体感
初音ミクの動きがとてもなめらかで、またミロさんの描かれるミクに立体感があり、
まるで本当にそこでミクが踊っているかのようです。

YouTube動画の0分46秒、0分52秒、1分7秒、1分10秒で
ミクがくるっと回転するところも、2つに結んだ髪の毛にボリュームと立体感があって
紙に描かれた絵に見えません。
ミクの動きがあまりにもなめらかなため、初めて見た時
実写の背景にCGのミクを合成して作られているのかと思いました。


■作者のミロさんがブログに、
(何百コマも必要なため)「コラージュは、紙媒体をスキャンしてPCで作ってます。」
と書かれています。
そうしてプリントアウトした大量のミクを、一枚一枚カッターで切り抜かれたそうです

先にアニメーションを作り、それを一枚ずつ切り抜き、更にカメラでコマ撮りし…
そんな膨大な作業量によってこんなに楽しい動画が作られているのですね。


■ミクの小さな指がよく見えるよう、模様の付いた部分が
ミクの指先に来るように紙がコラージュされているように見えます。
ミロさん作「EX-GIRL」PVより

細かい所までとても気を配られて作られていると思います。

ミロさんの描かれる初音ミクの表情がとてもかわいいです。



ミロさん作、鏡音リン「どことなくなんとなく」PV (2分57秒)
(動画発表:2009年4月5日)
ミロさん作「どことなくなんとなく」PVより

【鏡音リン】どことなくなんとなく【紙PV】 - ニコニコ動画
【鏡音リン】どことなくなんとなく【紙PV】 - YouTube
(どちらの動画も同じ内容です。別窓で開きます)


曲:「どことなくなんとなく」
作詞・作曲・編曲:キャプテンミライ
歌:鏡音リン



曲の初出動画はこちらです
キャプテンミライさん作
【鏡音リン】どことなくなんとなく【オリジナル曲】 - ニコニコ動画 (2008年4月9日発表)

・こちらで歌詞が見られます
初音ミク Wiki - どことなくなんとなく


【鏡音リン】どことなくなんとなく【紙PV】
こちらも紙コラージュ&コマ撮りによる動画です。

この素晴らしい完成度の高さでありながら、
作者のミロさんがブログで
「アニメの知識がないので口パクなどに手間取りました」
という趣旨のことをおっしゃっていて驚きました。
とてもそう見えません。

「切ない歌詞+明るい曲調」や「明るい曲+切ない映像」
などの組み合わせに弱いのですが、
こちらのPVのちょっと切なさも感じさせる懐かしい曲調と、
かわいくて楽しい映像に涙腺が刺激されました。
ラストの「WO WA なんとなく♪」のところなど、動画のすごさと、曲と、
たくさんのリンや飛行機のかわいさとで涙が出そうになります。



■ミロさんの作品がDVDで発売されたらいいなあ欲しいなあ…、
「EX-GIRL」PVや「どことなくなんとなく」PVをテレビで放送して欲しいなあ…!と思います。
NHKの「みんなのうた」などで放送して欲しいです。

ミロさんのブログで動画の制作過程が見られて嬉しいです。
すごい映像のメイキングが見られると、わくわくしてとても楽しいですよね。


拍手を押してくださった方、どうもありがとうございました。

Mr.Children「エソラ」PV 2種類の撮影方法 

■ミスチルが映る場面で、普通に撮影されているカットと背景がCG合成されているカットがあります。

Mr.Childrenアルバム
「SUPERMARKET FANTASY」初回限定盤:CD+DVD
2008年12月10日発売


アルバム曲「エソラ」PV
(初回限定盤付属のDVDに収録)
監督:森本千絵(goen°)、児玉裕一(CAVIAR)から成る「こだまgoen°」

goen°(ゴエン)…森本千絵が2007年に設立した会社
CAVIAR(キャビア)…児玉裕一が所属する映像クリエイティブチーム


■Mr.Childrenのアルバム『SUPERMARKET FANTASY』の発売前のテレビCMで使われていたのが「エソラ」のPVでした。
CMを見て美しさに目を奪われ、このPVが欲しくてDVD付き初回限定盤CDを買いました。

YouTubeに動画がありました。
[PV] Mr.Children - エソラ(5分12秒)
(YouTube動画へのリンクです。別窓で開きます)
動画を紹介しておきながら申し訳ありません、YouTube動画では画質の劣化、色調の変化によりPVの魅力が失われています。

歌唱・演奏シーン以外はすべてスローモーション映像です。
淡いピンクを基調とした画面の中で楽しそうに走ったりジャンプするMr.Children。
それをスローモーションで見せているため、かわいい光景を目にして幸せすぎて涙が出るような切なさもどことなく感じさせます。
幻想的なスーパーマーケットの中で彼氏(?)に走り寄ってキスする少女。
少女の長い髪がスローモーションでゆっくりなびきます。
2人を祝福するように、キャンディがキラキラとスーパーマーケットの中に降りそそぎます。

お菓子を詰め込んだ女の子のバッグの中のような、綺麗でかわいく、幸福感あふれるPVだと思います。

アルバムのジャケットや歌詞カードも「エソラ」PVのイメージで作られています。


■イントロの0分0秒~0分7秒や、2分36秒でドラムのJEN(鈴木英哉)が持つ缶、1分29秒、2分43秒、2分47~49秒、3分43秒の宙に舞うキャンディなど、随所に宝石がキラキラ光るようなCGの光の効果が入っています。
(YouTubeの動画では潰れてしまい残念ながらあまり映っていないです)
光の粒ひとつひとつが丁寧・繊細に作られており、とても綺麗です。

動画の1分42秒でドラムの鈴木英哉が一瞬映りますが、(「Oh Rock me baby」の「Rock」のところ)映るのは一瞬なのに視聴者の視線がパッとそちらに向くように作られています。


■虹色に塗られた円柱のようなものが置かれたスタジオで、円柱をバックにミスチルの4人が演奏したり走ったりしています。
見たままの、この場所で撮影されているカットと、グリーンバック(合成素材を撮影する際の背景)でミスチルを撮影し、背景を後からCG合成しているカットの2種類があります。

1分41秒~1分42秒の「Oh Rock」と歌う桜井和寿・カット切り替わってドラムの鈴木英哉
1分58秒~2分0秒の桜井和寿・ギターの田原健一・ベースの中川敬輔
3分2秒~3分4秒の桜井和寿・鈴木英哉

これらのカットは、
・他のカットとちがうカメラで撮影されている。
・他のカットと照明の当て方がちがう(照明が強く、人物の肌がのっぺりしている)。
・背景がCGで作られている。


などから、恐らく別のスタジオでグリーンバックを背景にミスチルを撮影していると思います。
CG合成ではないシーンは、人物の肌や服の生地の質感、カメラと被写体の間にある空気感が伝わって来るような画質ですが、背景がCG合成されているカットでは人物の質感の情報量が減らされており、映像が全体的にのっぺりとしています。


■PV全体はゆったりしたスローモーション映像ですが、時折、非常に細かくカットが切り替わったり、カメラが素早くパンしたかのようなスピード感のある映像が挟まれています(フルCGの背景のみのカット)。
曲に合わせた緩急の付け方が素晴らしく、メリハリのある映像になっていると思います。

色彩の美しさ、見ていると幸せな気持ちになるかわいらしさ、本当に楽しそうなMr.Childrenの4人、と魅力がたくさん詰まったPVだと思います。


最後になってしまいましたが、拍手を押してくださった方、どうもありがとうございました。

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