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「25年後の磯野家」瑛太・小栗旬のグリコCM 背景のCG合成 

グリコチョコレート『OTONA GLICO(オトナグリコ)』
「アーモンドプレミオ」「ディアカカオ」CM

「25年後の磯野家」
出演
カツオ:浅野忠信
ワカメ:宮沢りえ
タラちゃん:瑛太
イクラちゃん:小栗旬


「サザエさん」の25年後を実写で描いたグリコのCMです。
瑛太と小栗旬の背後に見える景色が、上手くCG合成されていることについて書きたいと思います。


■11月18日の民放各局の芸能ニュースで、「25年後の磯野家」シリーズの
「仕事&屋台篇」(出演:瑛太、小栗旬)
「テスト篇」(出演:浅野忠信、宮沢りえ)
のメイキングが放送されました。


25年後の磯野家 「仕事&屋台篇」(30秒)
(YouTube動画へのリンクです。別窓で開きます)

・イクラちゃん(小栗旬)の自宅
・タラちゃん(瑛太)の営むたこ焼き屋の屋台(ワゴン車)
・公園

の3つの場面から成るCMですが、一見ロケのように見えるたこ焼き屋と公園の場面は、なんとすべてスタジオ撮影でした。

テレビで放送されたメイキングは、
撮影スタジオの中の、グリーンバック(合成素材を撮影する際の背景)の前に置いてあるたこ焼き屋のワゴン車。そこで演技する小栗旬と瑛太
スタジオ内に作られた公園のセットの中で演技する小栗旬と瑛太
です。その2シーンがスタジオ撮影ということを前提にCMを見てわかったことを書きます。


小栗旬(中央の人影)は画像の場所で撮影されていません。
小栗旬
中央の人影が小栗旬です。歩き方と背格好から見て本人だと思います。
このカットのメイキングは放送されませんでしたが、これは夜の街の映像に、スタジオで撮影された小栗旬を合成しているように見えます。



画面を明るくしてみると
小栗旬
(クリックで拡大します)
画面を明るくすると小栗旬だけ周りと質感・照明の当たり方がちがい、画面から浮いているのがわかります。



背景の合成
小栗旬
小栗旬の後ろに見える景色は後から合成されています。
「小栗旬・屋台ののれん・『たこ焼』の提灯」がスタジオ撮影です。
背後の景色は恐らく屋外で撮影されたものでしょう。



瑛太
瑛太の右肩越しに見える「窓の外の景色」がCG合成です。
(CGで作った映像を合成しているという意味でなく、実写と実写を合成するのにCGを使っているという意味でCG合成と書きました)



瑛太
画面を明るくしてみると、瑛太がスタジオで撮影されたことがわかります。スタジオの強い照明を受けて体の輪郭や質感がくっきりはっきりしています。
夜のシーンですが、スタジオで強い照明を当てて撮影した後、画面処理で背景に合わせて瑛太を暗くしているのだと思います。



公園のセット
公園のセット
スタジオの中に公園のセットが作られていました。公園のセットの後ろにはグリーンバックがありました。



景色の合成
街の明かり
瑛太の頭の後ろや、画面右上できらめく車のライトなどの街の明かりは後から合成されています。(まったく違和感ありません。すごいです)
合成された街の明かりも実写だと思います。
公園のセットの後ろのグリーンバックは、街の明かりを合成するために置かれていたのですね。



■よく見ると確かに背景はCG合成されています。
しかし、合成の目立つたこ焼き屋台での3カットはそれぞれ1秒ほどしか映らないので、流れるCMを普通に見たら背景合成には気付かないかも知れません。
1カットが長く映ると合成の不自然さが見えてしまうので、ドラマなどには向かない手法だと思います。
短い1カットに手間を掛けられるCMならではの表現かも知れません。


関連記事:
映像大好き - 浅野忠信、宮沢りえ「オトナグリコ」CM 背景のCG合成
(「25年後の磯野家」シリーズ第4弾
『兄妹の今・カツオ篇』(2009年5月放送)について書いています)

最後になってしまいましたが、拍手を押してくださった方、どうもありがとうございました。

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木村拓哉のダンス「ギャツビー」CMの撮影方法 追記 

マンダム「GATSBY(ギャツビー) ムービングラバー」CM
「ラバーダンス篇」


木村拓哉がぐにゃぐにゃとダンスを踊るCMです。
先日書いた記事に、撮影方法の説明と画像を追加しました。

映像大好き - 木村拓哉「ギャツビー」CMのCG処理

ホリプロスカウトキャラバン高田光莉/沢尻エリカCM 

先月、テレビの芸能ニュースで「ホリプロタレントスカウトキャラバン」のオーディションの様子と受賞式の様子を放送していましたが、その中でグランプリ受賞の高田光莉さんがなんとワイヤーアクションを披露していました。
ワイヤーに吊られてジャンプしたり、宙返りしながら数人の男性と殺陣を演じる様子が十数秒ほど流れました。


2008年10月26日
第33回ホリプロタレントスカウトキャラバン

グランプリ受賞
高田光莉
(たかだ ひかり)

現在12歳の小学6年生。
歴代最年少グランプリ受賞者。
特技は「新体操・ダンス・水泳・なわとび」だそうです。

ワイヤーアクションが出来る小学生。すごいです。
しかもそういう女の子に光が当てられたことが嬉しい!


こちらの記事で書きました、
映像大好き - 映画「クローズZEROⅡ」小栗旬 靴の中に重りを入れ撮影
柴咲コウが蹴られるシーンに代役を使わず、柴咲コウ本人が演じていました。
また、現在放送中のTBSドラマ「ブラッディ・マンデイ」では片瀬那奈が、アクションとまではいかないかも知れませんが銃を持って機敏な動きをする役を格好良く演じていました。
そしてホリプロスカウトキャラバンのグランプリがワイヤーアクションの出来る女の子!

もしかしてアクション女優の需要が増えているのでしょうか。
もしそうだとしたらアクション鑑賞好きとして期待が脹らみます。

飛んだり蹴ったりといったすごいアクションが劇中に登場しなくても、バレエやカンフーアクションの経験を持つ人の身のこなしをごく普通の日本のドラマや映画の中で見られたら嬉しいです。


沢尻エリカのこのCM

Sony Ericsson・W52S「僕たちは、ケータイで音楽を観る」(2007年)
沢尻エリカ Sony Ericsson W52S Visual Music Sensation
(YouTube動画へのリンクです。別窓で開きます)

au「ウォークマン携帯」のCMです。沢尻エリカがチャイナドレスを着てカンフーの型を見せています。
カンフーアクション未経験でこれだけ綺麗に演じられるのはすごいです。
伸ばした腕や脚の形が綺麗でバランスもよく、安定感があります。
ぜひカンフー映画に出て欲しいです。


こんな記事も書いています
映像大好き - 「香港国際警察/NEW POLICE STORY」のアクションシーン

ビタミン飲料「C1000」CMの歌声が別人 

ハウスウェルネスフーズ(旧:武田食品工業)
「C1000 1日分のビタミン」

テレビCM『合唱団篇』(15秒)
出演:榮倉奈々

ポンカポンカ♪ 一日分を一本化♪ ビタミン全部を一本化♪
という歌をセーラー服姿の少年合唱団が歌うCMです。

こちらでCM動画が見られます。
ハウスウェルネスフーズ「おはようページ」|CMライブラリー
の中の、
C1000 1日分のビタミン 合唱団篇


■映像では西洋人の少年合唱団が歌っていますが、声質は日本人(アジア人)のものに聴こえます。

このCMの撮影方法は恐らく、

1.事前に日本人の少年合唱団の歌声を録音する

2.西洋人の少年合唱団を撮影する。
あらかじめ録音しておいた日本人の合唱団の歌声を流し、それに合わせて歌ってもらう。
または伴奏だけ流して西洋人の少年合唱団に歌ってもらう。
西洋人の少年合唱団も、撮影時は実際に声を出して歌っているのが映像から見て取れます。

3.事前に録音した合唱団の歌声を映像にかぶせる

(推測なので実際の撮影方法とちがう可能性があります)


■このように映像と音声が別人のもの、という例は映画やCMなどの映像作品ではよく見られます。
作品の完成度を上げるためになくてはならない手法だと思いますが、
(このCMの場合、
・セーラー服のイメージに合う西洋人少年の容姿
・歌詞の聴き取りやすい歌声

が必要だったのでしょう)
生の大舞台でそれをした場合に北京五輪の開会式のように問題になるのでしょうね。


「C1000」CMライブラリーの「CMメイキング」によると、(以下引用です)

今回のTVCMの撮影は6月。爽やかな高原の舞台に、セーラー服を着た小さな合唱団が集まりました。子どもたちの元気な歌声に、榮倉さんの指揮のタイミングもばっちり。ニコニコと楽しそうに、リズムをとってくれました。
休憩中も子どもたちは、ワイワイガヤガヤポンカポンカと本当に元気いっぱい。歌声が1日中流れる現場で、スタッフも元気とビタミンをたっぷりもらった撮影でした。(引用終わり)



しかしCMを見ると榮倉奈々と少年合唱団は別々に撮影されています。上記の文章を読むまで、榮倉奈々と少年は別の日に撮影されたのではと思っていました。
メイキングの写真にも少年合唱団の姿がありませんが、一緒に撮影されたように書いてあるのが謎です。


■2007年放送の「明治アーモンドチョコレート」のCMで、SMAPの稲垣吾郎が出演する「ドラム篇」というのがありました。
「実際にはドラムを叩いていないけれど、あえてCGだとわかりやすく作ったCGで超絶ドラムテクを見せるそのわざとらしさが面白い」
というCMだったと思うのですが、明治アーモンドチョコレート公式サイトのCMメイキングのページには
「稲垣さんは素晴らしいドラムさばきでした」
みたいなことが書いてあったため、その文章を読んで実際にドラムを叩いていると思った方も居たようです。
あれはメイキングと銘打たれていましたが単にCMの内容説明でした。

夢を壊したくないという思いからか、企業サイトのCMメイキングには撮影舞台裏のことではなく、CMの内容に沿ったことのみを書いている場合があるように思います。

木村拓哉「ギャツビー」CMのCG処理 

マンダム「GATSBY(ギャツビー) ムービングラバー」CM
出演:木村拓哉

キムタクが、CGとしか思えないようなくねくねぐにゃぐにゃとしたダンスを披露するCMです。
(※2008年11月19日、記事の下のほうに図解を追加しました)

木村拓哉 GATSBY CM
(YouTube動画へのリンクです。別窓で開きます)

■木村拓哉本人が踊っている?
上半身のみを映したカット(0分8秒と0分21秒)はCG合成なしの木村拓哉本人だと思います。(詳しくは後述します)

全身を映したカットは、David Elsewhereというダンサーの体に木村拓哉の顔を合成しているそうです。
この全身のカットから受ける不自然な気持ち悪さ(「サイレントヒル」に出てくる怪物的な怖さ)は、David Elsewhereのぐにゃぐにゃダンスが原因ではなく、首から上をCG合成していることが原因です。

David Elsewhere本人のダンスは人間離れしたものすごい技ですが、ギャツビーCMの「首から上だけが独立した生き物」的な気持ち悪さはありません。

(YouTube動画へのリンクです。別窓で開きます)
David Elsewhere
舞台上でダンスを披露するDavid Elsewhere。ところどころでギャツビーCMと同じ動きをしています。
(腕だけ独立したような動きなど。0分57秒では、ギャツビーCMの0分3秒~0分8秒と同様の、つま先で立ったまま曲げた膝を左右に大きく動かす様子が見られます)

Dave Elsewhere - Kollaboration All Stars 2005
舞台上でダンスを披露するDavid Elsewhere。すごいの一言です。

iPod ad with David Elsewhere
David Elsewhereが出演するiPodのCMです。


上半身のみが映るカットは木村拓哉本人です。
上半身のカットと全身のカットとでは、体に対して頭の大きさがちがいます。
(クリックで拡大します)
ギャツビー
左:0分10秒 中:0分14秒 右:0分21秒
中央の画像だけ異様に頭部が小さいです。


全身が映るカットは合成です。
肩と首の繋がりに注目して動画を見てみてください。
体が前のめりになっても、木村拓哉の顔は不自然に正面を向いています。CGで顔を「貼り付けている」のがわかります。
なんだか不自然に見えるのは、肩と顔の間にあるはずの首の奥行きが再現されていないからです。

更に、カメラと木村拓哉の顔との距離がいつも同じです。
真っ直ぐ立っても、顔を突き出してカメラと顔との距離が近くなっても、木村の顔の大きさが変わりません。
木村はその場に直立、または椅子に座って撮影されたことが伺えます。

合成する都合で、キムタクは頭の位置が上下に動かないように撮影しているため、David Elsewhereの体が上下に動く際に頭部の動きに違和感が出ています。その代わり横移動ではあまり違和感がありません。


David Elsewhereの体+木村拓哉の顔(~0分8秒)

全身木村拓哉(合成なし)(0分8秒~0分11秒)

というようにカットごとに胴体が別人のものに変わっている訳ですが、「あ、踊り手(体)が別人になった」とはパッと見ではわからないくらいキムタクが上手く踊っています。
見た感じでは木村の上半身のみが映るカットはCG処理されていません。

それにしてもとても丁寧に作られています。質感・照明の当たり具合・カメラまでの距離などが顔と体でここまで一致していることに驚かされます。

David Elsewhereのぐにゃぐにゃ具合がすごいので、CG合成された首の不自然さが目立たない点も面白いと思います。


■体(David Elsewhere)の動きも少しCG処理が加えてあるように見えます。
上のDavid Elsewhere本人の動画を見ると、彼の動きはCMほどCG的ではなく、自然です。脚だけや、腕だけに独立した動きをさせる際、支点となる肩などの部位がつられて自然に動いています。
一方ギャツビーのCMでは、体のパーツパーツが完全に独立した動きをしています。
撮影後にCG処理を加えたのでしょう。
映像の早回しもしています。CMの0分17秒くらいのところがわかりやすいです。
早回しによって動きと動きの間を詰めたり、緩急を付けたり、一つ一つの動作をより高速でスムーズなものに見せたりしています。

すごいダンサーとCG処理が合わさって、見たことのない不思議な映像に仕上がっているのですね。
とても目を引く面白いCMだと思います。


■David Elsewhereの名前は、こちらのブログの
テルセロ tercero
こちらの記事で知りました。
2008-10-17 キムタクのギャッツビーのCM



(2008年11月13日追記)
撮影方法を推測しました。後ほど図を追加する予定です。

(※2008年11月19日、画像をUPしました)

1.David Elsewhereのダンスを撮影する。
(首から上にグリーンのマスクのようなものを被って撮影)
David Elsewhere

床に映る影が合成に見えないので、床はこのようにCMのままかも知れません。
David Elsewhere


2.撮影したDavid Elsewhereのダンスに合わせて木村拓哉の顔を撮影する。
グリーンバックの前に直立して、顔をゆっくり左右に振るように動かす。上下には動かさない。
(グリーンの全身タイツのようなものを着用。顔だけ出ている)

こういう感じに首だけ動かす
木村拓哉
木村拓哉


そうすると、このような映像と、
David Elsewhere

このような映像が出来上がります。
木村拓哉
木村拓哉


3.合成するとこうなります。
合成


これが前述の「首の奥行きが再現されていない」部分です。このままオンエアされています。
合成


4.背景を撮影する。
背景


5.体、頭、背景を合成して一つの映像にする。


5.上半身のみが映るカットは普通に木村拓哉で撮影する。
木村拓哉
つまりDavid Elsewhere用の衣装木村拓哉用の衣装、同じデザインの服が2着用意されたことになります。


(映像を見ての推測なので、実際の撮影方法とちがう可能性があります。が大体こんな感じだと思います)

メイキング映像が公開されないのは「どうやって撮影しているんだろう」と不思議に思わせて話題性を持たせるためと、グリーンの全身タイツを着ているキムタクを見せたくないからかも知れません。


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