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明石家さんま「ジョージア」CM カット割りの面白さ 

■何の特別な演出もCG合成もされていないのに、
明石家さんまが突然パッと部屋の中に出現したように見えます。

日本コカ・コーラ
缶コーヒー「GEORGIA」(ジョージア)CM
『家族』篇
出演:明石家さんま
放映:2009年1月~


CM動画はこちらで
(YouTube動画へのリンクです。別窓で開きます)
ジョージア「上出来人生劇場」明石家さんまver.(30秒)

ジョージアCM(上記CMのメイキング映像)


CM内容:
会社員の男性が仕事を終え帰宅すると、家では奥さんと小さな子供が寝ています。

「寝てるか…」

男性がソファに座って一人で缶コーヒーを開けると、突然男性の隣に缶コーヒーの化身(明石家さんま)が現れて、
「ええなあ家族は。例え先に寝てようとも、毎晩娘の顔見られるだけでも幸せやないかい。一人の夜は寂しいぞぉ」
と励ましてきます。

さんま「そのうち娘のほうが遅くなんねんけどねヒャー(引き笑)」

それでも嬉しそうな顔の男性。
テロップ「人生、なんだか上出来。」

というCMです。


■このCM、完成CMより先に、メイキングの放送を昨年見たんです。
メイキングでは明石家さんまがソファに座って男性に話し掛けたり笑ったりするところを見せていました。

どうやら、部屋の中に明石家さんまが突然現れるという内容らしい。
明石家さんまが現れるシーンはどのような映像表現をするのかな、と気になりました。
部屋の中に明石家さんまがパッと現れる様子をCGを使って描くのだろうと思っていました。

ところが完成したCMを見ると、体が徐々に現れるとか、何もない場所にパッと現れるといったCG合成を一切使っていません

ジョージア「家族篇」

単にカットが切り替わって明石家さんまが普通に映るというだけなのに、突然現れたように見えます。
余計な加工を一切せずとてもシンプル。それでいて突然現れたことがよくわかる。すごい!と思いました。

ドラマの会話シーンなどで普通に使われるカット割りですよね。
AさんとBさんが会話していて、Aさんの顔のアップになり、次はBさんの顔のアップになる、なんてよく見掛けます。
それがこのCMでは、Aさん(サラリーマン)を映し、次にBさん(明石家さんま)を映しただけで、Bさん(明石家さんま)がいきなり出現したように見える
カット割りって面白いですね。CGを使わなくても、色々な表現が出来るんですね。


明石家さんまの体の周りにCGで一瞬青いもやを掛けることで、「突然現れた」ことを丁寧に説明していますが、
もし青いもやが掛からなくても明石家さんまが突然現れたように見えるでしょう。
ブルーのスーツに蝶ネクタイという明石家さんまの非日常的な服装と、サラリーマン役の男性の驚く演技が加わってパッと現れたように見えるのだと思います。

映像って面白いと改めて思うCMでした。


CMの最後のカットのみ、明石家さんまがCG合成です。
メイキングのラストにグリーンバックで撮影する様子がちらっと映っています。
背景(部屋とサラリーマン)の映像に、グリーンバックで撮影した明石家さんまを貼り付けて作られています。

ジョージア「家族篇」
画像1枚目:合成カットの撮影を終えた明石家さんま(メイキングより)
2枚目:合成前(メイキングより)
3枚目:画像2枚目に背景を合成したもの(完成CMより)

背景と明石家さんまとでカメラに対する角度、カメラまでの距離、質感、色合い、照明などがちがっていて、さんまさんだけ画面から浮いています。

さんまさんも奥の男性も商品を手に持っているので、別々に撮影したのは両者にピントを合わせるためでしょうか。

缶コーヒーの化身が突然現れる場面はCG合成でなく、なんでもないカットがCG合成というのは面白いですね。
カット割りの効果とCG合成を、それぞれ無駄なく上手く使っているCMだと思います。



(2009年3月20日追記)
最後のカットの明石家さんまがCG合成だった理由がわかりました。

■上記のCM『家族』篇は、「ジョージア 上出来人生劇場」シリーズの
明石家さんま出演バージョン第一弾でした。
2009年3月現在、明石家さんまバージョン第二弾『仲間』篇が放送されています。

CM動画はこちらで
ジョージア 上出来人生劇場 『仲間』篇(30秒)
(YouTube動画へのリンクです。別窓で開きます)


第一弾『家族』篇、第二弾『仲間』篇 比較
クリックで拡大します。
ジョージアCM「家族篇」「仲間篇」より

画像上:『家族』篇 ラストカット
画像下:『仲間』篇 ラストカット

一度撮影した明石家さんまの映像を使い回しています

ラストカットの明石家さんまが合成素材として別撮りされていたのは、
シリーズを通して毎回合成して使用するためだったようです。


拍手を押してくださった方、どうもありがとうございました。

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妻夫木聡主演 映画『感染列島』セリフはアフレコ 

■1月26日放送の「SMAP×SMAP」で、ゲストの妻夫木聡
映画『感染列島』について面白い話をしていました。


『感染列島』
(2009年 日本)
監督:瀬々敬久(ぜぜ たかひさ)
出演:妻夫木聡、檀れい、他



「ビストロSMAP」でのトーク
稲垣吾郎「木村くんも(『感染列島』を)観たって」

妻夫木聡「ほんとですか、ありがとうございます」

木村拓哉「『感染列島』は、音声さんが大変だったと思う

妻夫木聡「相当大変でしたねあれは。(マスクをしているから声が)ずっとこもりっぱなしなんで」

木村拓哉(マスクをぴったり口に当てるしぐさをしながら)「常にこういう状態」

妻夫木聡「そういう状態なんですよ。ほんとに、おっしゃる通り。
マスクの部分は、実際にあの声を使ってる部分もあるんですけど、アフレコってあるじゃないですか。」

テロップ:
アフレコ…撮影後に俳優のセリフだけを録音する事。アフターレコーディングの略。

妻夫木聡「アフレコをやった時に、僕初めてマスクを付けてアフレコしました(笑)」

一同(笑)

中居正広「それが一番リアルだからね」

妻夫木聡「(声が)こもったほうがいいんで」


■『感染列島』はマスクをしているシーンが多いため、撮影時に俳優さんのセリフが録れず、あとから声だけ録音し直したという話でした。

アニメや吹き替えの声優さんのように、録音スタジオで俳優さん本人が映像を見ながらマイクにセリフを吹き込み、その音声が映画に使われるということですね。


■普通のドラマや映画を見ていても、ロケなどで音声が録音しづらい場合にセリフがあとから入れられているのを見掛けます。
(声が周りに広がってしまい綺麗に録れない・周囲の騒音が入ってしまう・強風で風の音が入る&声がかき消されて録れない場合など)
アフレコ自体は珍しいことではないけれど、マスクをしてのアフレコは珍しいことなのでしょうね。


戦隊物は現在も、すべてのセリフをあとから入れています。
スタントマン(スーツアクター)が演じる変身後の戦闘シーンだけでなく、俳優さんが顔を出している日常シーンのセリフもすべて俳優さん本人によるアフレコです。
撮影時に俳優さんが発した声はオンエアに使われていません。


映像と声が別人の作品
ジャッキー・チェンの香港映画時代の過去作品(1990年代前半より以前)は、音声がすべてアフレコです。
全編アフレコは昔の映画では普通に行われていたことですが、香港映画の面白いところはアフレコを別人が行っているということです。

日本語吹き替え版のジャッキーの声はもちろん石丸博也さんですが、
原語である広東語版(日本語字幕スーパー版)を観ても、ジャッキー・チェン本人の声が使われていません。
ジャッキーを始めその他の俳優さんのセリフが別人の声で録音されており、出演者本人の声を聞くことができません。

日本公開版だけでなく、香港公開時からそう(別人の声)です。
作品によってはジャッキー本人の声質と似た人がアフレコしていたり、全然声質のちがう人がジャッキーの声をあてたりしていて面白いです。

ジャッキー映画が同時録音、もしくは本人の声でアフレコされるようになったのはなんと1992年の「ポリス・ストーリー3」からです。
そんな最近まで別人の声でアフレコされていました。

なぜ俳優本人の声を入れないのか疑問だったのですが、
ジャッキー・チェン - Wikipediaに吹き替えについて書いてありました。
以下Wikipediaからの引用です。

1990年代頃までの過去の作品はジャッキーの肉声ではなく、別の役者によって吹替えられている。これはジャッキー作品特有のものではなく、当時の香港映画界では、声優の職場確保のため、また北京語以外は輸入映画扱いとなっていたため、広東語主体の劇映画は撮影時に音声の録音をせず、後からプロの声優によって北京語・広東語・英語音声の音源が作られるというシステムになっていたことによる。
(引用終わり)



そうだったんだ!
小学生の頃から、レンタルでジャッキー映画の過去作を見るたび「本人の声でアフレコしないのはなぜだろう」と不思議に思っていました。


拍手を押してくださった方、どうもありがとうございました。


こんな記事も書いています
映像大好き - 「香港国際警察/NEW POLICE STORY」のアクションシーン

木村拓哉ドラマ『エンジン』 画面を暗く加工し忘れる 

ドラマなどに出てくる夕方の場面は、実際に夕方に撮影されている場合と、
日中に撮影した映像の色味を調整して夕方のように見せている場合とがあります。

画面全体を薄暗くしたりオレンジ掛かった色調に変えると、昼間に撮った映像も夕方っぽく見えます。
そのように画面の色を調整する作業をカラコレ(カラー・コレクション)といいます。

おととい1月18日に放送されたTBSのドラマ「本日も晴れ。異常なし」第1話の最初のほうにも、夕暮れ時に見えるよう画面をセピア色にカラコレしているカットがありました。

恐らくこの「カラコレ」をし忘れてしまった(?)と思われるドラマのワンシーンを見たことがあります。


フジテレビ『エンジン』
2005年4月~6月放送 月9枠
全11話
出演:木村拓哉、小雪、原田芳雄、松下由樹、堺雅人、上野樹里、戸田恵梨香、他


公式サイトのあらすじを読むと恐らく第10話か11話辺りかと思います。
児童養護施設で働く保育士のヒロイン(小雪)が、養護施設の近所の家を訪ねて回るというシーン。
真昼の住宅街でのロケです。
日の当たり具合から正午~14時頃に撮影されたのではないかと思います。
明るい陽射しの中、小雪がチャイムを鳴らすと奥さんが出てきます。

小雪「夜分遅くに申し訳ありません」


「夜分遅く」。しかし画面の中は昼間です。
映像は真昼間ですが、ドラマの中では夜ということになっているのです。

セリフの聞き間違いでなければ恐らく、このシーンは画面を暗く調整してから放送するはずだったのではないでしょうか。
カラコレという作業は忘れたりするものなのか、しないまま映像が電波に乗るなんていうことがあるものなのかわからないのですが、何かの作業が足りない状態でオンエアされたのだと思います。

確認していないのですが、恐らく再放送やDVDでの同シーンは画面を暗くしているか、セリフが変更されているのではないでしょうか。


■カラコレとは関係ありませんが、ドラマ『エンジン』では他にも、第6話で小雪が教会のピアノを弾くシーンにミスがありました。
(これもDVDでは修正されていると思います)
ピアノを弾く手のアップのカットで、画面に映る手が聴こえているピアノの音とまったくちがう曲を弾いています。
アップテンポな曲が流れているのに対し、手はゆったりした曲を弾いています。

「ピアノを弾く手のアップ」を撮影した時に現場で弾いた曲(編集作業で入れると想定していた曲)と、実際に編集で入れた曲がちがうということだと思います。
恐らく編集の時に「もっとアップテンポな曲に変えよう」と曲を変更したけれど、手を撮影し直す時間がなかった。またはミスでちがう曲を入れてしまったのでしょうか。
「夜分遅く」のミスと合わせて考えると、タイトなスケジュールで制作されたことが伺えます。


■こちらの記事に追記しました。
映像大好き - 「BABY SMAP - ベビスマ」 リアルな動きのCG
(以前こちらの記事に書きましたブリッジが「スマスマ」で放送されたことについて追記しました)


拍手を押してくださった方、どうもありがとうございました。


木村拓哉関連記事
映像大好き - 木村拓哉「ギャツビー」CMのCG処理
映像大好き - 木村拓哉「日清カップヌードル」CM どの部分がCG合成か図解

SMAP関連記事
映像大好き - 計算し尽くされた映像 SMAPポカリスエットCMラグビー編
映像大好き - SMAP「ポカリスエット」CMの撮影方法
映像大好き - 草剛「アリエール」CM 背景のCG合成

戸田恵梨香「京都きもの友禅」CM 着物の柄のCG合成 

着物の柄が動いています
着物の上に、「実写をCG加工した柄」を合成していると思います。
(カットによってちがうかも知れません)

京都きもの友禅CM
「一着の幸福」篇
出演:戸田恵梨香
放映:2008年12月か2009年1月~放送中


戸田恵梨香が着ている無地の赤い着物に花柄模様が現れるというCMです。
CGを使った名作だと思います。

「京都きもの友禅」のサイトでCM(15秒)とメイキングムービーが見られます。
京都きもの友禅 CM情報

(メイキングでは戸田恵梨香の撮影風景が見られます。
残念ながらCGの部分をどうやって作っているのかメイキングからはわかりません。)

YouTubeにもありました。
「一着の幸福」篇(15秒)
Erika Toda - kyouto kimono yuuzen cf
(YouTube動画へのリンクです。別窓で開きます)


■CG合成されているカットは、CMの2秒~10秒

・右袖
・胸元~帯
・生地のアップ
・たもと、すそ

の4カット、計8秒間です。


CMの0分6秒~0分8秒の部分
kimono01.jpg
kimono02.jpg
kimono03.jpg
kimono04.jpg

着物の柄はパソコン上で一から作ったフルCGではなく、実写をCG加工したものだと思います。
実写のリアルな質感が失われていません。とても丁寧に作られていると思います。

花柄の模様が大きさを変えたり回転しながら着物の所定の位置に収まっていきます。
この「動く柄」については後述します。


画面向かって右の扇形の模様
kimono11.jpg

画像ではわかりにくいですが、ほぼ実写のままに見えます。
この模様は動いていません。無地の布から現れるだけで位置は変わっていないので、この部分は以下のように作っているのではないかと思います。


こういう柄の生地を撮影します。
(イラストでは扇形の模様以外は省略しています)
kimono05.jpg

映像をパソコンに取り込み、CGで扇状の柄を消していきます。
kimono06.jpg
kimono07.jpg
kimono08.jpg


それを逆再生すると、CMのように柄が現れる動画になると思います。
kimono09.jpg




桜模様などの「動く柄」

こちらも実写加工に見えます。
kimono04.jpg
この柄の着物を撮影してパソコンに取り込み、模様のひとつひとつをパソコンの画面上で切り抜いて…と思ったのですが、
柄が完成しても桜の花は少し浮いている(立体感がある)ように見えますし、着物とは別のバラバラの柄をひとつひとつ撮影し合成して模様を作ったのでしょうか。わかりません。


上の完成図と同じ柄の着物を撮影し、CG加工した場合の工程を想像しました。

・ひとつひとつの模様をパソコン上で着物から切り取るような作業をする。
(花ひとつひとつ、小さい白い粒のような模様ひとつひとつを切り抜く)

・模様の欠けている部分を書き足す。
例えば画面中央の桜の花が、その下の紫色(ピンク?)の花の上に重なっています。
花をひとつずつ切り離すと紫の花は端が欠けてしまうので、欠けた部分をCGで書き足す。

・花は縮小、白い粒はゆっくり消えるように加工する。

・最初に撮影した着物の生地から、すべての模様をCGで消す。無地の赤い生地ができる。
その上に、実写をCG加工して作った花柄の動画を貼り付ける。
(全然ちがったらすみません…)


■帯の模様の中に、白くて且つ中心が黄色い花が7個ありますが、この花も回転しながら上から下に動いています。
帯

帯の柄の中で動いているのはこの7つの白い花だけです。
よく見ると、その7つの花だけを画面にCG合成しているのではなく、帯締め(ピンクの紐)を除いた帯全体に、柄がCGで貼り付けられていることがわかります。
お腹にスクリーンを巻き付けているような感じに見えます。

帯の柄も実写加工だと思いますが、動く花柄だけが帯の中で浮いてしまっているなどの不自然な部分がまったくなく、とても綺麗です。CGを作った方はすごいと思います。


メイキングムービーの中で戸田恵梨香が無地の赤い着物を着ています。
0分34秒のところで、その着物のところどころに白い点が付いているのが見えます。

以前木村拓哉が、ラジオ番組「木村拓哉のWhat's up SMAP」(TOKYO FM)にて、
「映画『武士の一分』を撮影した時、CGスタッフの方が『CGを作る時に使うので、ここに印を付けてもいいですか?』と山田洋次監督に訊いてから壁(?)に白い点を付けていた」
と話していたので、戸田恵梨香の着物の白い点も、柄をCG合成する時に使われるのだと思います。


■戸田恵梨香が出ている『京都きもの友禅』のシリーズCMは、いつも「色彩が綺麗だなあ、戸田恵梨香かわいいなあ」と思いながら見ていました。
それが今回のCMを見た時は、CGのすごさにびっくりして京都きもの友禅公式サイトを見に行き、そこで初めて今作にも戸田恵梨香が出演していることに気が付いたほど、着物の柄が動くCGが衝撃的でした。

舞い散る桜の花びらが着物の柄になるという美しいアイデアと、その世界観を崩さないリアルなCGがすごいです。


拍手を押してくださった方、どうもありがとうございました。

草剛「アリエール」CM 新作カット追加 

■以前書きました洗濯用洗剤「アリエール」のCMに
草剛出演カットが新たに追加されていました。

以前の記事はこちらです。
映像大好き - 草剛「アリエール」CM 背景のCG合成

草剛の出演部分はすべてスタジオ撮影でしたが、新作カットはロケに見えました。


今まで「洗濯槽クリーナーも出ました」というナレーションの女性の声とともにアリエール『洗たく槽クリーナー』のパッケージが映る。というのがCMのラストカットでしたが
その部分がなくなり、住宅街の階段をおりる草剛を正面から映すラストに替わっていました。


草剛がカメラのほうを振り返りながら階段の上にたたずむカットは
スタジオ撮影+背景に住宅街をCG合成

階段をおりる草剛を正面から映す新作カットは
ロケ

に見えたのですが、新作カットは一度ちらっと見掛けただけなので本当にロケかどうか確かではないです、すみません。


■新作カットと書きましたがもしかしたら、ラストが「洗たく槽クリーナー」のバージョンのほうが後から差し替えられたもので、元の状態に戻っただけなのかも知れません。


拍手を押してくださった方、どうもありがとうございました。


関連記事
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NHK紅白歌合戦「会場で演奏しない生演奏」の方法 

■会場に楽器がないけれど生演奏しています

NHK総合『第59回 NHK 紅白歌合戦』
2008年12月31日 19:20~23:45放送
会場:NHKホール


番組開始から1時間20分のトークコーナーでのことです。
司会の中居正広と仲間由紀恵が「紅白歌合戦の伴奏は生演奏です」と言いました。

その言葉を聞いて最初頭が混乱しました。
伴奏の音色はNHKホールのような広い会場ではなく、もっと小さい空間で演奏しているような反響の少ない音に聴こえたからです。つまり事前にスタジオ録音した演奏を流しているのだと思っていました。
何より会場の中にオーケストラピットが見当たりません。


どうやって生演奏している?

中居正広「ところで仲間さん、生放送でお送りしていますけどこの紅白、歌の伴奏は生演奏ってご存知ですか?」

仲間由紀恵「もちろんですよ。実は別のスタジオで生で演奏してらっしゃるんですよね」

中居正広「そのスタジオの前に香取君が居ます。香取くーん」

東京 NHK506スタジオから中継
香取慎吾「はーいこちら506スタジオに来ています香取慎吾でーす。
皆さんこちらで演奏されているんですね。
さっそくご紹介しましょう、『三原綱木(みはらつなき)とザ・ニューブリード』の皆さんでーす」


NHK506スタジオは音の録音専用の小さいスタジオ(録音スタジオとしては広いのかも知れません)です。
スタジオの中には、
演奏者13人+指揮者+スタッフ1人
計15人が居ました。
演奏の方達と指揮者の三原綱木が映ります。

506スタジオに居る演奏者は、全員管楽器の方でした。
前列から、
サックス(5人)
トロンボーン(4人)
トランペット(4人)

の3列、計13人が密集して椅子に座り演奏しています。

皆さん普段着といった感じの普通の服装をしています。
13人それぞれの目の前には譜面台、足元には楽器ケースなどが雑然と置かれており、舞台裏の普段通りの姿を映したという感じの演出でとてもよかったです。

楽器の数だけマイクがあります。
演奏者全員の譜面台それぞれの横にマイクが立ててありました。


1列目、右から2番目のサックスの方の足元にはバイオリンケースが置かれていたので、この方はサックスとバイオリンを兼任されているのかも知れません。

指揮の三原綱木さんは座高の高い椅子に座っており、その隣には機材が置かれた机の前にヘッドセット(音響機器)を付けて椅子に座っている男性が居ました。

このスタジオでの演奏が紅白の会場とお茶の間に流れていたのですね。


■でも、楽器が足りません。紅白歌合戦の会場にはピアノや弦楽器などの音も聴こえていますが、506スタジオには管楽器しかありません。

それについて、NHK「スタジオパークからこんにちは」(2008年12月17日放送)で三原綱木さんがゲスト出演して解説していたそうです。
こちらのブログで知りました。

「~夢の続きを見ながら~」より
紅白の演奏者の方の裏話 2008.12.17
以下引用です。

バンドの方たちと、ストリングスの方たちはまた別の場所で、
皆さんモニターで綱木さんの指揮を見ながら演奏しているそうです。
そして綱木さんは専用の「綱木マイク」で指示を出しているんだそうです。
(引用終わり)




「“ちょっとジャズ” な情報基地♪ アンチテーゼ」より
紅白の生演奏は…!? 2008.12.23
以下引用です。

紅白における生演奏の伴奏は、一昔前までは会場内のオーケストラピットで演奏していたそうなんですけど。 なんと近年は違うスタジオで演奏して、それを会場にラインで繋いで音を出しているそうです。 さらに、バンドはビッグバンドとストリングスの2つに分かれて演奏するというのだからビックリ。
(引用終わり)




すごいですね、ふた手に分かれて生演奏していたそうです。
NHK506スタジオとは別にもう一つ、テレビに映らなかったストリングスの方達の居る演奏スタジオがあるということですね。そちらのスタジオも見たかったです。


■NHK506スタジオの広さは、13人の演奏者+指揮者+機材+香取慎吾
で大体いっぱいになるというサイズでした。
演奏者の周りを香取慎吾やカメラマンが歩く程度のスペースの余裕はたっぷりあるように見えました。
天井が高く、壁が一部ガラス張りになっていて、ガラスの向こうに指示する人が居るというテレビでよく見かける形の録音スタジオでした。


NHK506スタジオは、紅白歌合戦が行われる「NHKホール」の隣にある「NHK放送センター」内のスタジオの一つです。

Wikipedia「NHK放送センター」の項より引用

CRスタジオ
506スタジオ … 音楽収録用スタジオ。ラジオ用音楽のほか、大河ドラマやNHKスペシャル等の番組サウンドトラックの収録も行われている。「NHK紅白歌合戦」の生演奏(担当は三原綱木とザ・ニューブリード)もここで行われる。
(引用終わり)




別の建物の中で行われている生演奏が、紅白歌合戦の会場に響いているということに驚きました。
膨大な下準備の上に紅白歌合戦が成り立っているのだと思いました。


■最後になってしまいましたが…

あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
拍手を押してくださった方、どうもありがとうございました。

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