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NHK紅白歌合戦「会場で演奏しない生演奏」の方法 

■会場に楽器がないけれど生演奏しています

NHK総合『第59回 NHK 紅白歌合戦』
2008年12月31日 19:20~23:45放送
会場:NHKホール


番組開始から1時間20分のトークコーナーでのことです。
司会の中居正広と仲間由紀恵が「紅白歌合戦の伴奏は生演奏です」と言いました。

その言葉を聞いて最初頭が混乱しました。
伴奏の音色はNHKホールのような広い会場ではなく、もっと小さい空間で演奏しているような反響の少ない音に聴こえたからです。つまり事前にスタジオ録音した演奏を流しているのだと思っていました。
何より会場の中にオーケストラピットが見当たりません。


どうやって生演奏している?

中居正広「ところで仲間さん、生放送でお送りしていますけどこの紅白、歌の伴奏は生演奏ってご存知ですか?」

仲間由紀恵「もちろんですよ。実は別のスタジオで生で演奏してらっしゃるんですよね」

中居正広「そのスタジオの前に香取君が居ます。香取くーん」

東京 NHK506スタジオから中継
香取慎吾「はーいこちら506スタジオに来ています香取慎吾でーす。
皆さんこちらで演奏されているんですね。
さっそくご紹介しましょう、『三原綱木(みはらつなき)とザ・ニューブリード』の皆さんでーす」


NHK506スタジオは音の録音専用の小さいスタジオ(録音スタジオとしては広いのかも知れません)です。
スタジオの中には、
演奏者13人+指揮者+スタッフ1人
計15人が居ました。
演奏の方達と指揮者の三原綱木が映ります。

506スタジオに居る演奏者は、全員管楽器の方でした。
前列から、
サックス(5人)
トロンボーン(4人)
トランペット(4人)

の3列、計13人が密集して椅子に座り演奏しています。

皆さん普段着といった感じの普通の服装をしています。
13人それぞれの目の前には譜面台、足元には楽器ケースなどが雑然と置かれており、舞台裏の普段通りの姿を映したという感じの演出でとてもよかったです。

楽器の数だけマイクがあります。
演奏者全員の譜面台それぞれの横にマイクが立ててありました。


1列目、右から2番目のサックスの方の足元にはバイオリンケースが置かれていたので、この方はサックスとバイオリンを兼任されているのかも知れません。

指揮の三原綱木さんは座高の高い椅子に座っており、その隣には機材が置かれた机の前にヘッドセット(音響機器)を付けて椅子に座っている男性が居ました。

このスタジオでの演奏が紅白の会場とお茶の間に流れていたのですね。


■でも、楽器が足りません。紅白歌合戦の会場にはピアノや弦楽器などの音も聴こえていますが、506スタジオには管楽器しかありません。

それについて、NHK「スタジオパークからこんにちは」(2008年12月17日放送)で三原綱木さんがゲスト出演して解説していたそうです。
こちらのブログで知りました。

「~夢の続きを見ながら~」より
紅白の演奏者の方の裏話 2008.12.17
以下引用です。

バンドの方たちと、ストリングスの方たちはまた別の場所で、
皆さんモニターで綱木さんの指揮を見ながら演奏しているそうです。
そして綱木さんは専用の「綱木マイク」で指示を出しているんだそうです。
(引用終わり)




「“ちょっとジャズ” な情報基地♪ アンチテーゼ」より
紅白の生演奏は…!? 2008.12.23
以下引用です。

紅白における生演奏の伴奏は、一昔前までは会場内のオーケストラピットで演奏していたそうなんですけど。 なんと近年は違うスタジオで演奏して、それを会場にラインで繋いで音を出しているそうです。 さらに、バンドはビッグバンドとストリングスの2つに分かれて演奏するというのだからビックリ。
(引用終わり)




すごいですね、ふた手に分かれて生演奏していたそうです。
NHK506スタジオとは別にもう一つ、テレビに映らなかったストリングスの方達の居る演奏スタジオがあるということですね。そちらのスタジオも見たかったです。


■NHK506スタジオの広さは、13人の演奏者+指揮者+機材+香取慎吾
で大体いっぱいになるというサイズでした。
演奏者の周りを香取慎吾やカメラマンが歩く程度のスペースの余裕はたっぷりあるように見えました。
天井が高く、壁が一部ガラス張りになっていて、ガラスの向こうに指示する人が居るというテレビでよく見かける形の録音スタジオでした。


NHK506スタジオは、紅白歌合戦が行われる「NHKホール」の隣にある「NHK放送センター」内のスタジオの一つです。

Wikipedia「NHK放送センター」の項より引用

CRスタジオ
506スタジオ … 音楽収録用スタジオ。ラジオ用音楽のほか、大河ドラマやNHKスペシャル等の番組サウンドトラックの収録も行われている。「NHK紅白歌合戦」の生演奏(担当は三原綱木とザ・ニューブリード)もここで行われる。
(引用終わり)




別の建物の中で行われている生演奏が、紅白歌合戦の会場に響いているということに驚きました。
膨大な下準備の上に紅白歌合戦が成り立っているのだと思いました。


■最後になってしまいましたが…

あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
拍手を押してくださった方、どうもありがとうございました。

通りすがりの者です。

紅白では別の場所で生演奏をしていたのですね。知りませんでした。現在は多くの歌番組で、演奏は録音したものを流している中、NHKの紅白に対する熱意が感じられますね。

ただ、なぜNHKホールの会場内で演奏しなくなったのでしょう?
昔の映像なんかで見られる、歌手の背後にオーケストラとその指揮者が映っている光景、私は大好きです。

派手な舞台セットなんかを使うよりも、以前のように歌手の後ろにオーケストラピットを設けて、そこで演奏してくれた方が良いと思うのですが......。

こんにちは、コメントどうもありがとうございます!
気になってネットで調べてみたのですが理由はわかりませんでした…。
どうして会場内で演奏しなくなったのでしょうね、知りたいです!

一見録音した演奏を流しているように見えて実は生演奏なんて格好いいとも
思いますが、やはり演奏している様子を見たいですよね。

文中リンク先の「~夢の続きを見ながら~ 紅白の演奏者の方の裏話」に、
三原綱木さんがNHKスタジオパークにて
「紅白会場のステージ下(奈落)で演奏していた時は、舞台上の人が
動いたり踊るたびにほこりが落ちてくるし、天井もひくく、
そこでの演奏は大変だった。今の場所は落ち着いて演奏できる」
という趣旨のことを語ったと書かれていました。

Wikipediaには、
>1991年(第42回)から入場行進、優勝旗返還、選手宣誓が省略され、
>またそれまではステージ上やオーケストラピットで演奏していたオーケストラが
>表舞台に出演しなくなった(現在は別スタジオ(音声専用スタジオである
>CR-506スタジオ)にて、生の映像を見ながら演奏している)。
>このため、現在の紅白は「歌合戦らしさが失われている」とよくいわれる。
>2002年(第53回)ではオーケストラが小規模ではあるが、久しぶりに表舞台で演奏した。

と書かれていましたが、どちらも演奏場所が変わった結果どうなったか
ということで、なぜ変わったか理由はわかりませんね…。
視覚的な理由か音質的な理由か知りたいですね。
お役に立てずすみません。
普段紅白とは関係ないことばかり書いていますが
よろしければまた気が向いた時に来てくださいね(^-^)

歌番組 生演奏の検索で、ここに辿り着きました。NHK紅白歌合戦は本当に残念でなりません。ほぼカラオケ歌番組に近い印象で、歌番組の「芯」である演奏が、ないがしろにされているように思えます。ニューブリードの演奏が台無しです。生演奏ならではの迫力と反響音の良さがTV画面を通じて伝わらないのです。これではカラオケ同然です。演奏有っての歌なんだという事で、生演奏の良さを節目の第60回では会場演奏を切に願っている1人です。凝ったLEDの大画面背景より生演奏の演奏者がズラリと居る方が、遙かに迫力があり音も良いです。週1放送のNHK歌謡コンサート(会場生演奏)のほうが断然に音が良いので証明済みですし、画面で見てもしっくりきます。FNS歌謡祭は会場生演奏を守り抜いていますしレコード大賞も2008年放送分は一部の曲を除き生演奏を復活させました。生演奏の素晴らしさが最近めっきり少ないのが残念です。ベストテン、トップテン、レッツゴーヤング、夜のヒットスタジオなど歌番組は全て生演奏だったのが懐かしいです。地デジで音もバツグンに良くなったので、なおさら残念です。以上、通りすがりで長々と失礼いたしました。

>TAKAさん

はじめまして。コメントありがとうございます!
反響音の良さが伝わらないというのはよくわかります。
この記事を書いたのは、「紅白歌合戦の伴奏は反響音が聴こえないので、
生演奏ではないだろう」という自分の思い込みがひっくり返ったからでした。
録音スタジオの音だから録音だろうと思ったら、録音スタジオでの生演奏だった、
という驚きの事実に興奮して書きました。

現在の紅白の、生演奏の仕組みが凝っていてすごいと思う気持ちと、
会場内での生演奏が見たい気持ち、両方あります。

反響音があったほうが臨場感があり音に厚みが感じられて、
生演奏!という感じがして好きです。
画面の迫力もTAKAさんのおっしゃるとおりだと思います。
と同時に、録音のように見せかけ実は黙って生演奏、みたいな
今の演出もかっこいいと思います。
ただ、視聴者には伴奏が録音かと思えてしまうので、
紅白の生演奏の仕組みの説明&演奏者の方々を紹介するコーナーは
毎年設けて欲しいと思います。

歌手の後ろにバンドを配置しつつ、事前に録音した演奏を流す形態の歌番組とは
真逆のことをしていますよね。
他にそんなことをしている番組がないであろう
手間の掛かった番組作りを見ると、わくわくしてしまいます。
でも、会場での生演奏の迫力は何物にも代えがたい、とも本当に思います。

FNS歌謡祭やレコード大賞の演奏について教えてくださって
ありがとうございます!
生演奏回帰みたいな状況なのでしょうか。
もしかしたら紅白も、また会場での生演奏に戻るかも知れませんね。

ネットで検索したら、ベストテン、トップテン、夜のヒットスタジオは
生放送だったのですか?すごい!以前は民放でも毎週、生放送で生演奏
していたのですね!見たかったです。

貴重な情報と、TAKAさんの思いの伝わるコメントをいただけて嬉しいです!
また遊びに来てください♪

ちなみに、NHKの中には「N響チーム」と言われる
音声全般を預かる専門家部隊がありまして
そこのスタッフが、音響に関わる番組では全勢力を傾けています。

クラシック系楽器の「音」を、どうクリアに画面の向こうに
もしくは出演者達に届けるか、ソコに掛けてはプロ中のプロです。

一度、高松でこっぴどく怒られた記憶がありますが
あの人達の技術と経験が引き継がれる限り、いい音が視聴者の
みなさんに届けられる訳です♪

以上、いち映像編集マンの呟きでしたm(_ _)m

>かいちょさん

はじめまして、コメントありがとうございます!
専門家の皆様かっこいいですね…!!
コメントを拝見してとてもわくわくしました。
NHKの音響は、N響チームの方々が支えていらっしゃったのですね。

かいちょさんは映像の編集をしていらっしゃるのですか!
映像を見るのが好きです。お仕事応援しています(*>_<*)
貴重な情報をどうもありがとうございました!

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